家主から突然の賃料増額と立退き交渉…借主に降りかかったWトラブル
「長年住み慣れた賃貸マンション。そろそろ契約更新の時期かな」と思っていた矢先、家主からまさかの“賃料増額請求訴訟”と“立退き交渉”が同時にやってきました。
「家賃を上げたい」「出ていってほしい」と言われ、頭が真っ白に–。でも、私は冷静に一つひとつ対応していくことに決めました。
増額請求訴訟と立退き交渉、同時進行のリアル
家主からは、「今の家賃は安すぎるので、月5万円ほどアップしてほしい」という訴状が届きました。さらに「建物を売却または自己利用するから、退去してほしい」と立退き交渉も始まります。
「これってどうしたらいいの?」と戸惑いながらも、私はすぐに専門家に相談。
結局、調停委員である不動産鑑定士によって意見書を作成してもらい、月1万円のアップが適正賃料である旨提言がありました。
一方、立退き料については一定額の提示がありましたが、引っ越し費用程度の借主に取っては到底受け入れ難い案が出てきています。
裁判官からの和解勧告と借主の決断
裁判は長引き、裁判官からも「和解を検討してはどうか」と勧められました。
私は「納得できる条件なら和解もやぶさかではない」と考え、
- 賃料増額の遡及分も含めて合意できるか
- 立退き料の金額をどこまで譲歩できるか
を慎重に検討しています。
しかし、和解が成立するまでにはまだ時間がかかりそうです。
このまま賃貸借契約期間が終了し法定更新に突入です。
不動産屋から届いた「更新書類」…どう対応した?
そんな折、不動産屋から「従前の家賃で賃貸借契約を2年間更新するための書類」が届きました。
「今、家主と訴訟・交渉中なのに、この書類にサインしていいの?」と悩みましたが、
私は以下のように判断しました。
- 訴訟や交渉が決着していない現状では、合意更新には応じない
- 借地借家法により、契約は自動的に“法定更新”となる
- 契約書に明記がない限り、法定更新時に更新料を支払う義務はない
この判断をもとに、不動産屋へ「現在の進捗状況と、法定更新となるため更新料の支払い義務は発生しない旨」をメールで伝えました。
法定更新とは?借主の権利を守る仕組み
「法定更新」とは、契約期間満了後も借主が住み続ける意思を示し、家主に“正当事由”がない場合、自動的に従前の条件で契約が継続される仕組みです。
- 家主が一方的に「更新しない」と言っても、正当事由がなければ追い出されません
- 賃料増額や立退き交渉が続いていても、借主の権利は法律でしっかり守られています
今後の見通しと借主へのアドバイス
和解成立や判決がでなければ、賃貸借契約期間が終わると自動的に「法定更新」となります。
賃料や立退き料については、裁判や交渉の結果に従って最終的に決着をつけることになります。
借主として大切なのは、
- 書類やメールのやり取りを必ず記録に残すこと
- 法的根拠を理解し、冷静に対応すること
今回の経験を通じて、「借主の権利は法律で守られている」と実感しました。
家主や不動産屋からプレッシャーを感じても、慌てず、正しい知識と冷静な対応で乗り切りましょう!




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