家賃値上げバトル:一人の借主の闘いの記録(全借連編③)

よし

こんにちは、5人家族で暮らしているWebライター 兼 不動産投資家です。
最近、「家賃がどんどん高くなって生活がきつい」「引っ越したいのに家賃相場が高すぎて一歩踏み出せない」と、悩んでいませんか?
特に忙しい学生さんや、争いごとは避けたい方にとって、家賃のことはなかなか相談しづらいですよね。
私自身も、家族を養いながら家賃の値上げに直面し、今の住まいを守るか、思い切って引っ越すか、悩みぬいた経験があります。
この記事では、「家賃が高くて苦しい」「引っ越したいけどできない」と感じているあなたへ――実際に役立つ家賃対策や節約テクニックを、体験談とともにわかりやすくお届けします。
「争わず・ムリせず・今すぐできる」対策も紹介しますので、ひとりで抱え込まず参考にしてみてください。

よしをフォローする
全借連

突然「契約解除」「不法占有」と書かれた通知が届いたら、

結論:一方的な「契約解除通知」が来ても、すぐに出て行く必要はありません

家賃をちゃんと払っているのに、ある日突然「契約を解除しました」「あなたは不法占有者です」と書かれた紙やPDFが届いたら、20代の一人暮らしなら誰でも怖くなります。
でも、そこであわてて何もかも相手の言う通りにする必要はありません。通知の内容を整理し、専門家(借主側の団体や弁護士)に見てもらえば、取れる選択肢は必ずあります。

通知はあくまで「貸主側の主張」を書いた紙にすぎないから

今回、私のもとにも、不動産会社経由で家主名義の「通知」がメールで届きました。
個人や物件が特定されないように少し変えていますが、要点はこんな内容です。

  • 先日送った滞納賃料の支払督促について、期限までに支払いがなかった
  • したがって、賃貸借契約は本日付で解除された
  • 今日以降、あなたはこの物件について占有権限のない「不法占有者」となるので、速やかに退去せよ
  • ただし、同居家族がいる事情を考慮し、数か月先まで退去期限を猶予する
  • その間、「賃料相当損害金」(現家賃に近い水準)と、いわゆる滞納分を支払い、退去予定日を事前に知らせて退去すること
  • 退去しない場合は、建物明渡訴訟を提起する
  • 裁判の和解で「本件に関し、その他の債権債務はない」と確認したことで、更新料や追加敷金、遅延損害金まで免除されると考えるのはおかしいのではないか。賢明な判断をお願いしたい

読みながら、胸のあたりがギュッとなりました。

ただ、ここで一度立ち止まって考えたいのは、

  • これは裁判所の判断ではなく、「貸主側の一方的な評価と主張を書いた紙」にすぎない
  • 「契約解除」「不法占有者」と書かれても、その有効性は最終的に裁判所が判断するものであり、今すぐ効力が確定したわけではない

というポイントです。

賃貸借契約の解除には、「滞納の内容」「催告の期間」「借主側の事情」など、いくつもの要素が関わってきます。
解除通知が届いた時点では、まだ「貸主がそう主張している段階」でしかありません。

私のケースで起きている「主張のズレ」

私自身のケースでは、少し複雑な経緯があります。

  • 過去に家賃値上げをめぐる裁判があり、その和解で「過去分の家賃差額や更新料、遅延損害金など」を一括で支払い、「本件に関し、その他の債権債務はない」と確認した
  • 和解以降は、毎月「○月分家賃」と明記して、期日どおりに家賃を振り込んできた

それにもかかわらず、家主側は、

  • 過去の更新料や家賃増額分の差額、遅延損害金などを、改めて「残っている債務」として計算し直し
  • それを、今の毎月の家賃から一方的に振り替え(充当)
  • その結果、「足りなくなった部分が滞納賃料だ」と主張

という形で、「滞納」「信頼関係の破壊」「契約解除」へと話を進めています。

ここで大事なのは、

「貸主には貸主の論理があり、借主には借主の論理がある。どちらが法的に妥当かは、第三者(裁判所)が判断する領域だ」

ということです。

いまは「貸主側の通知」が先にこちらに届いているだけで、
借主側の主張は、これから全借連と弁護士と一緒に整えていく段階にあります。

20代の一人暮らしだった頃の自分なら、きっと飲み込まれていた

私が20代で一人暮らしを始めたばかりの頃、同じような通知を受け取っていたら、きっとこう考えていたと思います。

  • 「不法占有者って書かれた…もうここに住んでいられないのかな」
  • 「裁判って言われたら、もう勝ち目がないのでは」
  • 「よく分からないから、とりあえず言われた通りに払って出ていった方が安全かも…」

争い事が苦手で、「相手を怒らせたくない」「迷惑をかけたくない」と思ってしまう性格なら、なおさらです。

でも今の私は、全借連と弁護士に相談したうえで、この通知を受け取っています。
だからこそ、あえて「自分からは何も返信しない」「家賃だけきちんと払い続ける」という選択をしました。

  • 家主・不動産会社・保証会社への返事はすべて弁護士経由にする
  • 通知やメールは、封筒ごと・PDFごと保存し、専門家に見てもらう
  • 家賃はこれまで通り、「○月分家賃」と明記して淡々と振り込む

この三つだけ守ることで、「感情」で動かされず、「事実」と「権利」に基づいて動きやすくなります。

借主が今できる「3ステップ」

もし、あなたが今この記事をスマホで読みながら、不安でいっぱいになっているなら、
以下の3ステップだけでも動いてみてください。

  1. 通知と封筒をすべて保存する
    • 紙なら、封筒も含めてスマホで写真に撮る
    • PDFやメールなら、別フォルダにコピーしておく
  2. 自分の支払い状況を整理する
    • 家賃をいつ、いくら、どういう名目で払ってきたか
    • 銀行の履歴や振込控えをベースに、ざっくりでいいので一覧にする
  3. 第三者に見てもらう
    • 借主側の団体(借地借家人組合など)
    • 弁護士会の法律相談
    • 自治体の住宅相談窓口

などに、「通知の写真」と「支払いのメモ」を持ち込んで、いっしょに状況を整理してもらう。

重要なのは、「自分一人の解釈」だけで決めないことです。
相手の通知は、相手にとって都合の良い書き方になっていることがほとんどです。

全借連+弁護士という「チーム」でリングに立つ

このシリーズでは、私は「自分=ボクサー」「全借連=セコンド」「弁護士=コーチ」という比喩で書いています。
一人暮らしの借主が、いきなりリングに引きずり出されるような感覚を、少しでも具体的に伝えたかったからです。

  • 一人でリングに上がると、相手のパンチ(強い言葉・通知)を全部正面から受けてしまう
  • でも、セコンド(全借連)がいれば、「これはよくあるパターンですよ」「ここは踏ん張りどころです」と、経験から声をかけてくれる
  • コーチ(弁護士)がいれば、「このラウンドは無理に打ち返さず、ガードを固めて。ここで出すべきパンチは、内容証明でこう書きましょう」と、具体的な戦い方を教えてくれる

「家賃値上げバトル」とタイトルに入れているのは、
法的な争いというよりも、「情報と気持ちの面で、一人の借主がどうやって立ち続けるか」という意味合いが強いです。

まとめ:通知が怖いときこそ、「すぐ動く」より「誰かに見せる」

最後にもう一度だけ、最初の結論に戻ります。

  • 貸主から「契約解除」「不法占有者」「明渡訴訟」と書かれた通知が届いても、それは貸主側の主張を強く書いた紙にすぎない
  • すぐに退去を決めたり、追加の支払いに応じたりする必要はありません
  • まずは保存し、支払いの事実を整理し、全借連や弁護士などの第三者と一緒に読み解いてください

賃料増額ドットコムでは、今後もこの「全借連編」の続きを通じて、

  • 家主からの通知にどう向き合ったか
  • 弁護士名義の内容証明を出した後に何が起きたか
  • その過程で感じた不安や、実務的なポイント

を、可能な範囲で記録していく予定です。

「家賃 契約解除 通知 来た」「不法占有者 通知 怖い」といったキーワードでここにたどり着いた方が、
この記事を読み終えたときに、

「まずは保存して、どこかに相談してみよう」

と一歩だけでも動けたなら、この記録を書いた意味があると思っています。

つづく   ※最初の記事から読みたい方はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました